2002年サッカーW杯直前に骨折したイングランド代表チームのデビッド・ベッカム選手。彼がW杯のピッチに立ったその裏側では、高濃度酸素療法があったといわれています。人気選手であるベッカムが治療メニューに取り入れたことで一躍注目を集めました。
その後日本国内においても、プロ野球選手をはじめ、サッカー選手、実業団のバレーボールチーム、大相撲の力士、プロレスラーや総合格闘家など、つねに怪我と隣り合わせのアスリートたちが、疲労回復・筋肉痛緩和などの目的で酸素の力に注目し積極的に活用しています。また、夏の甲子園を沸かせた早稲田実業の投手が利用したことで、より多くの人がその存在を知るところとなりました。
酸素カプセルを利用するのはアスリートだけではありません。映画俳優やミュージシャン、モデルをはじめ、作家やビジネスエグゼクティブなども、酸素セラピーによるアンチエイジング(若返り)効果やリラクゼーション効果に着目、密かに続けています。
酸素カプセルの基本的な仕組み
酸素富化装置とエアーポンプを使い、人間ひとりがゆったり入れるサイズのカプセルの中に、運転時には1.2気圧(通常の1.2倍)、酸素濃度約30%(通常の1.5倍)の環境を作り出します。この環境に小一時間横たわる事で、体の中に普段の倍近くの酸素を取り込むことを目的とした装置です。酸素濃度と気圧の設定や濃度をあげる方法などによっていくつかのバリエーションがありますが、いずれにしろ酸素を吸うだけ、飲むだけでは実現出来ない質と量の酸素を体内に取り込むことが可能です。
酸素カプセルの基本的な仕組み

血中の酸素濃度を増大。
それでは、酸素をたくさん取り込むと身体にどんな変化が起こるのかを考えてみましょう。呼吸により体に取り込まれる酸素には、大きく2種類あります。 赤血球と結ばれて全身に供給される結合型酸素、血液そのものに溶け込む溶解型酸素です。
酸素カプセルを利用して、加圧することでこの溶解型酸素を増やすことにつながります。


酸素が血流を改善
溶解型酸素は血液のコンディションを整えサラサラで流れやすい状況を作ります。血液がサラサラになると、細くて詰まりやすい毛細血管まで含めた身体の隅々までの血液が流れるようになるのです。また、血管のつまりの原因となる中性脂肪・コレステロールといった血液内の不純物を分解したり燃焼させるのにも酸素が必要です。
つまり血液中に酸素が十分に供給されると、サラサラになった血液が全身にいきわたり、不純物の分解を促進し、血行が改善されるのです。


血行改善が身体を癒す。
人間の身体には1人で60兆個もの細胞で構成されていて、その細胞一つ一つが生きていくために「栄養」「水」「酸素」を必要としています。
血液は細胞にそれらを届ける役割があります。そのため血行不良は、老化、病気などの不具合のすべての根源といわれることがあるのです。
忙しい現代人には、運動不足、食生活の乱れをはじめとする様々なストレスで、血行不良をひき起こす原因に囲まれて生活しています。
運動するだけ、食べるだけ、飲むだけでは改善できない、体の詰まり。それらを酸素の力で全身大掃除しよう、というのが酸素カプセルの原理なのです。



